{{category2 神名録,文化別,嵐の神殿,あ行,え,nolink}} {{category2 神名録,五十音別,あ行,え,nolink}} {{category2sortkey えるまる}} 【Elmal】 !!!説明 ""炎の部族から解き放たれし忠なるエルマル、 ""松明掲げし近侍にて、オーランスに忠実なる神。 ""屈強なる戦士にて、ステッドを守し者、 ""忠実なる守護者となる、長き冬を通し続けて。 {{ref_image elmal.jpg}} !!解説 !神殿  嵐の神殿。神。 !称号、職能  オーランスに忠誠を誓った太陽の戦神。 !概略  エルマルは火の部族の一員であり、皇帝イェルムに仕える者の一人だった。しかし火の部族の在り方に疑問を持ち、兄弟たちの元を離れ、光よりも大切なものを求めて放浪した。  神々の戦の間、エルマルは自らの名誉に従っていくつもの功業を立てた。火の部族の兄弟たちがエルマルの持つ輝きを取り戻そうと襲ってきたときも、エルマルは兄弟と戦うことを良しとはせず、正義の槍を使って逃れた。  オーランスが嵐の部族を作るため、神々に参集を呼びかけていると知ったエルマルは、オーランスが仕えるに値する長かどうかを試すため彼に挑んだ。二人は互いを認め合い、エルマルはオーランスのステッドの客となった。ステッドが襲われるとエルマルは防衛のために進んで戦い、またその行いは公正であったため、オーランスや氏族の者たちから信頼されるようになった。オーランスは光持ち帰りし者たちの探索に赴く前に、次の族長にエルマルを推し、氏族の皆もそれを認めた。  族長となったエルマルはステッドをよく守った。そしてその後、息子アナターに族長のトルクを譲り渡した。しかし大暗黒の中で仲間は倒れ、エルマルも衰弱した。彼は氏族の者たちを生かすため、ケロ・フィン山に登って闇の中でわずかに輝き続けた{{fn 「族長となった〜」この項、前後の流れは不明であるが、エルマルが衰弱し(または死亡し/地獄へと行き)族長としての職責を果たせなくなったため、アナターがその地位を受け継いだと見るのが自然か。}}。やがてオーランスが戻るとエルマルは癒され{{fn 「オーランスが戻るとエルマルは癒され」第一期のオーランス人の伝承では、大暗黒の最後にオーランスは地獄から太陽神エルマルを連れ帰った、とある。この場合、エルマルは死から癒された、となる。また太陽暦14世紀、秘伝とされた神話では、長く帰らないオーランスを心配したエルマルは地獄へとオーランスを迎えに行き、そこでオーランスと出会い一緒に帰ったともある。いずれにしてもエルマルは一度死んだとされている。}}、族長の地位をオーランスに返して自身は近侍に戻った。  光持ち帰りし者の戦支度ではオーランスの四方の風を勤める戦近侍として以下のように紹介されている。 ""見よ。神の如き戦士が歩み出た。 ""彼は手に輝ける剣を持っている、そう先立つのはフマクト。 ""彼は楯を担う。そう前に立つのは力強きエルマル。 ""彼は槍を担う。そう後ろに立つのは恐ろしきオホーランス。 ""彼は癒しを担う。後方に身をかがめるのはヘラー。 !!組織 !聖日  信者は毎週の火の日を祝福する。 :勝利の太陽の日(火の季、豊穣の週、火の日):信者は一昼夜の間、大規模なかがり火を燃やし、その灰から一年の残りの防備についての占いを行う。 :夫の日(地の季、移動の週、火の日):夜通しの見張りの後、既婚の信者は残りの時間を配偶者とだけ過ごす。未婚の信者は伝統にのっとった競技を行う。 :真実の日(闇の季、真実の週、火の日):信者は前年の過ちを告白する。エルマルと[[イェルマリオ]]が共有する唯一の聖日である。 :近侍の日(嵐の季、調和の週、火の日):オーランスがエルマルを近侍に任じたことを記念した日。信者は「エルマル、祝宴を守る」儀式を行い、新たに防備を強化する。 :長夜(聖祝季):ヒョルトの氏族は聖祝季の2週間に渡って儀式を行う。エルマルの信者も儀式に参加してエルマルの役割を果たす。大聖日の生存の日もその中の1日である。 !大聖日 :生存の日(聖祝季、幸運の週、火の日):信者はエルマルの最も苦しい試練を分かち合い、自身とエルマルの信義を新たにする。 !下位カルト *“族長”アナター *炉の守り手エルマル *“育み手”エルマルハラ *“騎手”ベレン *[[リグスダル]] *レダルダ !好まれる神友  楯。槍。鷹。雄馬。 !異界 !!業績 *[[エルマル、ステッドを守る]] !!近親 !配偶者  レダルダ !子  “族長”アナター。 !!別名 *炉の守り手エルマル *“育み手”エルマルハラ !!参考 *[[イェルマリオ]] *[[ケルマル]]【Khelmal】 !!参考文献 *『ヒーローウォーズ〜英雄戦争〜』p.44 *『King of Dragon Pass』 *『Storm Tribe』p.45-58 ---- {{footnote_list}}