【Beren the Rider】
嵐の神殿。小神。英雄。
“騎手”
馬の扱いに長けた神話時代の英雄神。
ハイアロールの子らの子孫であり、小暗黒時代に馬を伴ってヴィングコットの元へとやって来た。ヴィングコットの子らにとって異邦人であったが、ヴィングコットの娘レダイルダと結婚し、ヴィングコットの子らの諸部族の一つ、ベレネステリ部族の父祖となった。
妻であるレダイルダとセアードの女神レラディーヴァとの類似性について言及する学者もおり、こうした学者は“騎手”ベレンが「ハイアロールの子ら」の王であったと推測している。
『ヴィングコットの子らのサガ』の一編『ヴィングコットの子らの諸部族【The Tribes of the Vingkotlings】』には
と見られる。また『禿鷹の無宿人達の物語【Tales of the Vulture Campers】』では冬の妃?との間に、ヴィングコット王は二人の息子と三人の娘をもうけた。年の順に、彼らの名はペネーネ?【Penene】（彼女は“五つの”カストワール?【Kastwall】と結婚した）、“ラストラルゴールの”ジャナルド?【Janard】、双子のインフィーセ?【Infithe】（彼女は“人食い”ポルスクリプトル?【Portoscriptor】と結婚した）と、“射手”ジョーガノス?【Jorganos】、そしてレダイルダ（彼女は“騎手”ベレネス?【Bereneth】と結婚した）である。彼らの子孫が「冬の諸部族」と呼ばれた。彼らの部族名は北部アガーのペネンの一族【Penentelli】、オスリル流域のラストラルゴールの一族【Lastoralgortelli】、北部ターシュのインフィースの一族【Infithetelli】、オスリル上流のジョーガノスの一族【Jorganostelli】、セアード上流のベレネスの一族【Berenethtelli】である。
と見られる。・ベレネスの子らの王達 Kings of the Berennethtelli
ベレネステーリ部族の王家は「大暗黒」を生き延びて、「第一期」に重要な役割を占めた。“駿馬の”ヴェネフ?【Venef the Stallion】王はヒョルト王を「至高王」として認めた。ヴェネフはイヴェルランスト?【Iverlanthto】の息子であり、その父は“太陽の”ブロララルフ?【Brolarulf】、その父はヴィンガルフ?【Vingulf】、その父はウルヴァルガル?【Ulvargar】、その父は“騎手”ベレネス?である。
エルマルの下位カルト。
レダイルダとの間にウルヴァルガルをなす。
ベレネスとも言う。