【Finovan the Raider】
嵐の神殿。小神。
嵐の部族の中でも最も優れた“略奪者”の神。雷鳴の兄弟の一柱。“アロンの守護戦士”。
略奪行で奪い取った、遠くにまでも届く輝く剣「灼熱の稲妻」を巧みに振るい技冴えるので、オーランスの四方の戦嵐の剣近侍の座を務め、
右にはべるは「剣近侍」。閃光のフィノヴァンは“大いなる攻め手”
左にはべる「楯近侍」。猛きヘラマクトは“大いなる守り手”
後ろにはべるは「槍近侍」。胆なるヘドコーランスは“投擲手”
すべてを見渡す「
後備 」。エンフェラルダは“助勢”なり
と名を上げられている。別の略奪では陸地も海も空中も、いずこであっても自在に駆け回る馬「轟く雷鳴」を奪い取り、それを乗騎と乗り回している。またその頭を守るのは「俺を避けていけ」と名づけられた兜であり、以前は水の神の頭を守っていた、ドワーフの手による逸品であった。これはアロンの略奪のその功績を称えてオーランスより下賜されたものである。しかしオーランスが光持ち帰りし者の探索行に旅立つにあたって返されたものと返されたようで、神話『オーランス、戦支度をする』では
オーランスがルーンを帯びた鎖頭巾を被ると、ヘラーがその上に「俺を避けてゆけ」と異名をとる高い兜を被せた。これはドワーフの頭目の一人が作ったものだ。
と見られる。
オーランスのカルトとしては戦の群に根ざしたカルトである。
冒険者オーランスの下位カルト。